理念・文化の隔たりや、
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- ブランドステートメント作成
- 視覚化による浸透と外部発信
単にMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を定めただけでは、組織の中に根づかせるのは困難です。MVVの浸透にはインナーブランディングの視点が欠かせません。
本記事では、インナーブランディングにおけるMVVの位置づけと浸透施策を解説します。
そもそもMVVとは、Mission(ミッション)・Vision(ビジョン)・Value(バリュー)の頭文字を組み合わせた言葉です。ミッションは企業が社会に果たすべき使命、ビジョンは目指す姿、バリューは社員一人ひとりが体現すべき価値観を表します。近年は、この3要素を組織全体で共有する重要性への認識が高まって来ている状況です。
インナーブランディングにおいて、MVVは従業員の判断軸と行動基準を形成する役割を担います。MVVが社内に浸透すると、社員は迷ったときに自社のMVVならどう判断するかを軸に行動できるためです。
MVVを策定したあとは、全社員への浸透を目指した継続的な施策の展開が重要です。以下に、インナーブランディングの観点から有効な4つのステップを紹介します。
MVVの浸透施策を設計する前に、現状の認知度と共感度を把握することが欠かせません。社員アンケートや組織診断ツールを活用して、MVVを知っているかを数値で確認します。可視化されたデータが、施策設計の根拠となるためです。
抽象的なMVVをそのまま提示しても、現場の社員には伝わりにくい場合があります。MVVの意味を現場の業務や顧客との接点に紐づけた、具体的な表現に落とし込むのが重要です。各部門が自分たちの言葉でMVVを語れるようになるのが、浸透の第一歩と言えます。
MVVの浸透には、経営層と管理職による継続的な発信が不可欠です。社員総会や部門ミーティングなど、あらゆる接点でMVVを語り続けることが求められます。組織内にMVVを大切にする文化を根づかせるには、継続的なメッセージの発信が欠かせません。
MVVを日常業務と結びつける有効な手段が、評価制度や表彰制度との連動です。MVVに沿った行動を評価基準に組み込み、MVVを体現した社員を表彰する仕組みを作っておくと、社員の行動に変化が生まれます。制度との連動が、MVV浸透を一時的な取り組みから組織文化へと変える鍵です。
MVVが社内に浸透していない組織には、共通して見られる課題があります。
MVVが浸透していないと、同じ状況でも社員によって判断や行動がばらつきやすいのが現実です。どう動けばいいかわからないという迷いが、意思決定の遅延や組織内の不一致につながります。MVVが共通の判断基準として機能することで、組織全体の行動に一貫性が生まれるのです。
MVVを策定・公表しても、日常の業務との接点がなければ形骸化してしまいます。壁に飾られているだけの理念は社員の行動を変えず、インナーブランディングとしての機能を果たせません。MVVを実際の業務行動に結びつける仕組みこそが、理念を生きた言葉にするポイントです。
MVVが浸透していない組織では、採用活動においてもどんな人材を求めているかが曖昧になります。入社後のギャップも大きくなりやすく、早期離職につながるリスクが高くなるためです。MVVを軸にした採用と育成が、長期的な組織づくりを支えます。
MVVは策定すれば終わりではなく、インナーブランディングを通じて組織全体に根づかせて初めて力を発揮するものです。現状把握、現場への翻訳、継続的な発信、制度との連動という4つのアプローチの組み合わせが求められます。MVV浸透の取り組みに難しさを感じる場合は、専門的なサポートを活用するのも一つの選択肢です。
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