理念・文化の隔たりや、
意識の違いを解消したい
設計して浸透まで伴走 アイディーエイ
- 柔軟なプロセス設計
- ブランドステートメント作成
- 視覚化による浸透と外部発信
DONGURIは、経営・事業・組織・マーケティング・デザインの領域を横断してコンサルティングを行う会社です。25名のスペシャリスト※が在籍し(2026年8月時点公式HPで確認)、ブランド開発だけでなく人事制度設計やOKR設計といった組織側の支援も手がけます。インナーブランディングでは「施策そのものより、つくる過程の対話が大切」という考え方を掲げている点が特徴です。
本記事ではDONGURIの特徴や支援事例などをまとめています。
DONGURIは、インナーブランディングの成果指標に置かれることの多い社員のエンゲージメントについて、心理的契約の理解が欠かせないと説明しています。心理的契約とは、社員と組織のあいだに暗黙のうちに結ばれている期待のことです。
社員が会社に何を期待し、会社はそのどこに応えられるのか。この認識のずれを小さくしていくことが、エンゲージメントを高めるうえでの起点になるという整理です。「エンゲージメントが低い」という漠然とした課題を、期待のすり合わせという具体的な作業に置き換えられるため、何から手をつけるかを決めやすくなります。
DONGURIはインナーブランディングを、ミッションやビジョンを社員に伝える施策ではなく、それをつくっていく過程そのものとして捉えています。存在意義を言葉にしていく作業と、そこに意味づけをしていくメンバー間の対話が中心にあるという考え方です。
そのため支援では、決まった言葉を配るのではなく、社員が自分たちの視点で言葉を解釈し直す場づくりが重視されます。一度つくった言葉を形骸化させず更新し続けること、一人ひとりが自分なりの意味を見出す活動を続けることが重要だと述べられています。
DONGURIの支援領域は、ブランド側と組織側の両方に広がっています。ブランド側ではコーポレートブランディング、ミッション・ビジョン・バリュー開発、コーポレートアイデンティティ、ロゴ・VI開発を、組織側では組織人事マネジメント変革、心理的安全性の構築、OKR設計、人事制度設計、組織文化醸成、組織サーベイを扱います。
理念を掲げても評価や制度が変わらなければ行動は変わりにくいものです。言葉づくりと制度設計の両方を同じチームで扱える体制は、その断絶を埋める方向に働きます。
世界に4万6,000人の社員を抱える資生堂グループでは、行動指針「TRUST8」がすでに策定されていました。課題は、それをどのように社員へ浸透させるかという点です。トップダウンで決まった指針は、伝えるだけでは日々の判断に結びつきにくいという難しさがあります。
DONGURIが採ったのはボトムアップ型のワークショップでした。対話のなかで、社員が指針を自分なりに解釈し直す機会をつくるという設計です。
ワークショップの内容は、8つの行動指針からなる「TRUST8」のうち、自分たちのチームにとって優先順位が低いものを1つ削り、代わりにチームに合った指針を1つ加えるというものでした。
指針を削るには、既存の8項目を自分やチームの視点で理解し直す必要があります。さらに新しい指針を加えるには、自分たちの在り方を振り返らなくてはなりません。既存の指針を自分たちの目線で解釈し、再編集することを狙ったワークです。
成果物としてポスターを制作するアウトプットの工程も置かれ、頭で理解するだけでなく手を動かす形が採られました。あわせてファシリテーターの育成とマニュアル・映像教材の整備を行うことで、世界中の現場へ横展開できる体制を築いています。公式HPでは、行動指針への理解が深まり、各地の現場で納得感を持って受け入れられたと紹介されています。
ITインフラを支えるgroxiは、創業30周年の社名変更にあわせてコーポレートアイデンティティを刷新しました。組織の求心力を高めることと、採用ターゲットへ企業メッセージを届けることが目的です。
DONGURIはまず全社員アンケートを実施し、組織やキャリアで何を重視しているかを調査しました。結果は在籍期間・勤務地・階層別に分析され、ボード層とメンバー層の認識差が可視化されています。いきなり言葉をつくらず、社内の現在地を数字で押さえてから設計に入る進め方です。
ワークショップでは「採用したい人物を考える」というテーマが設定されました。メンバーが採用する側の視点に立ち、理想像と現状のギャップを分析するという構成です。自社を外から見る目線に切り替わるため、組織への向き合い方そのものが問い直されます。
代表や役職者へのデプスインタビュー、ボード層向けの言語化ワークショップを重ね、生まれたコピーが「わがままで、感謝される。」でした。ロゴマークは全身全霊で身体を動かす人をメタファーにして開発され、封筒などのツールにも枠にとらわれない表現が展開されています。全社員が関わるリサーチとワークを経ているため、掲げた言葉への納得感が生まれやすい設計といえるでしょう。
バックオフィスのコンサルティングを手がけるGSIは、「バックオフィスのコスト削減」という限定的な文脈で認知されていました。本来提供している生産性向上への組織変革という価値が伝わっていないことが課題です。
DONGURIは組織エスノグラフィの手法を用い、役員と現場のエースプレイヤーに半構造化インタビューを実施しました。経営が語る言葉と現場が実際に生み出している価値の両方を拾い上げるアプローチです。
ワークショップを通じて開発された経営ビジョンが「Make General」です。これを軸に、ロゴやビジュアルを含むVIが開発されました。
注目したいのは、制作物に内部向けの経営発表資料が含まれている点です。新しいビジョンを社外に向けて発信するだけでなく、社内でどう伝えるかまでを同じ設計思想でつくり込んでいます。あわせて採用サイトとコーポレートサイトも構築され、社内外の情報の流れが整理されました。理念を掲げる場面と社員が受け取る場面がつながっている構成といえます。
DONGURIは、理念を伝える施策よりも、それをつくる過程の対話に価値を置くコンサルティング会社です。
資生堂グループの事例では既存の行動指針を社員自身が解釈し直すワークを、groxiの事例では全社員アンケートで認識差を可視化してからの言葉づくりを、GSIの事例では経営ビジョンと社内向け発信資料の一体設計を手がけています。いずれも社員が言葉に関与する過程そのものを設計している点で共通しています。
加えて、組織人事マネジメントや人事制度設計、OKR設計といった組織側の支援も同じ会社で扱えます。理念を掲げるだけでなく、評価や制度も含めて組織の仕組みごと見直したい企業にとって、有力な選択肢となるでしょう。
当メディアでは、DONGURIのほかにもインナーブランディングを支援するコンサルティング会社を紹介しています。コンサル導入を検討している方は、ぜひ他社の特徴や事例もあわせてご覧ください。
| 会社名 | 株式会社DONGURI |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区代々木1-3-1 |
| 設立 | 2012年2月 |
| 電話番号 | 記載なし |
| URL | https://www.don-guri.com/ |