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ODD PICTURES(オッドピクチャーズ)は、動画制作を通じて企業のインナーブランディングを支える映像制作会社です。企業に眠っているまだ気づかれていないストーリーを取材によって掘り起こし、企画・シナリオ制作から撮影・編集までをワンストップで手がけます※(2026年8月時点公式HPで確認)。理念やメッセージをストーリーで伝える「ブランデッドムービー」を軸に、周年記念や採用、DX推進の社内啓蒙など幅広い場面に対応しています。
本記事ではODD PICTURESの特徴や支援事例などをまとめています。
ODD PICTURESは、インナーブランディングを社内から企業・サービスの本質的な価値を発見し、社員起点でブランドの意味を見出して内から共感を拡げていく手法と定義しています。社外に向けてアイデンティティを認識してもらうブランディングとは、出発点が異なるという整理です。
同社は、自社内の視点だけでは競争優位性や希少性を見落としてしまう可能性があると指摘しています。当たり前だと思っていることほど優位性として見落とされがちだという前提に立ち、綿密な取材によって企業のポテンシャルを引き出すことを重視しています。
公式サイトでは、人を動かすのは説得や説明ではなく自らの納得と共感である、という考え方が示されています。企業が持つ強みを象徴する独自のストーリーはビジネスモデルを補完するものであり、価格競争に陥らないストーリー戦略や共感・啓蒙を目的としたブランディングに動画は適したツールだという立場です。
対応する動画の種類は、インナーブランディングのほかアウターブランディング、リブランディング、DX推進・社内啓蒙、人事・採用・研修、周年記念、経営者インタビューなどが挙げられています。なお同社は、インナーブランディングの手法は多種多様であり、相談内容によっては動画以外の手法が効果的な場合もあるとしたうえで、その際は課題に沿った別のソリューションを提案するとも案内しています。
依頼から納品までは4つの工程で進みます。まず施策の内容や目的をヒアリングして企画のアイデアと概算見積もりを提示し、発注後により具体的な提案をプレゼンテーションします。次にオフィスや工場を訪問したり関係者とディスカッションしたりして、オリジナルのシナリオを作成する流れです。
同社は企業のミッションや目指すビジョン、実際の社内での逸話など、いかに具体的な話をアウトプットしてもらえるかがブランディングの肝になると説明しています。制作期間は企画規模によって変動しますが、公式サイト(2026年8月時点)では、過去の事例で概ね1〜3日間の撮影、1〜2か月程度の編集期間が平均的だと案内されています。納品後は、YouTubeやSNSでの展開、社内上映会や社外向けイベントでの上映についても、提携のPR企業とともに別途支援する場合があるとしています。
費用については、2023年時点で同社の取引企業の動画制作料金は50万円〜100万円の価格帯が中心で、次いで100万円〜200万円、500万円〜800万円と案内されています。ドラマ仕立ての場合は300万円〜500万円が平均的な見積もりとのことです。
ODD PICTURESの公式サイトには、課題分析から施策設計・効果測定までの流れをまとめたインナーブランディングコンサル事例の掲載はありませんでした。以下は、公式サイトが「インナーブランディングに動画を活用する企業」として紹介している動画制作プロジェクトと、その活用結果です。
日商エレクトロニクスでは、自社の取り組み「B4B(Business For Business)」を実践する社員たちの活躍をドラマ仕立てで紹介するブランデッドムービーを制作しました。実際のオフィスで撮影を行い、周年事業の式典での上映を目的としたものです。
各役職の社員が仕事上で感じた苦労や目標達成の喜びを描いたストーリーを通じて、ビジョンを共有するためのインナーブランディングやリクルーティングにも活用されています。公式サイトでは、他部門間の仕事に関する理解度の向上効果もあったという感想が寄せられたと紹介されています。
NTTデータ先端技術では、ともすると難解に感じられるペネトレーションテストの概念を、ストーリー仕立てで紹介する動画を制作しました。ハードロック調のBGMとアクション映画のようなスピード感、次の展開が気になるストーリーテリングを取り入れた構成です。
公式サイトでは、販促目的の動画にもインナーブランディングの視点を取り入れることで、社員や関係者の仕事に対する熱量を上げることにもつながったと紹介されています。
小松製菓では、企業の理念をストーリーで伝えるブランデッドムービーを制作しました。門外不出だったチョコ南部にまつわる秘話を、社内での丁寧なインタビューを重ねることで引き出し、実写ドラマ化したものです。
社員や地元の協力者と動画制作を共創する形のインナーブランディング施策として、経営陣から大きな評価を得たと紹介されています。この映像は70周年記念のイベントで上映されたほか、企業紹介や採用活動といったブランディングのさまざまな場面で使われています。
日日交通では、短編WEBドラマ企画「クロスロード」を制作しました。社員に仕事への誇りを持ってもらいたいという想いと、実際の社員の業務上のエピソードを短編映画にしてみたいという発想が、プロジェクトの実現につながっています。
公式サイトでは、インナーブランディング施策として社内のモチベーション向上に効果を上げたほか、採用指針である「社員の資質向上」を後押しする効果もあったという声が同社から寄せられたと紹介されています。
ODD PICTURESは、社員起点で企業の価値を掘り起こし、それをストーリーとして映像化することでインナーブランディングを支援する会社です。
企画・シナリオ制作から撮影・編集までをワンストップで任せられ、納品後の社内上映会やイベント上映についても相談できます。日商エレクトロニクスや小松製菓の事例に見られるように、社内への取材を重ねて、まだ言葉になっていない物語を引き出すプロセスを大切にしている点も特徴といえるでしょう。
周年記念のタイミングを迎える企業や、文章や静止画では伝えきれない価値観を社内で共有したい企業にとって、検討したい選択肢のひとつです。一方で、公式サイトに掲載されているのは動画制作を軸とした事例であり、診断や制度設計を含むコンサルティングのメニューや、定量的な成果に関する記載は確認できませんでした。動画以外の手法もあわせて検討したい場合は、他社の支援内容と比較してみるとよいでしょう。
当メディアでは、ODD PICTURESのほかにもインナーブランディングを支援するコンサルティング会社を紹介しています。コンサル導入を検討している方は、ぜひ他社の特徴や事例もあわせてご覧ください。
| 会社名 | 株式会社ODD PICTURES(オッドピクチャーズ) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都中央区銀座6丁目13番16号 銀座Wallビル UCF501 |
| 設立 | 2016年1月 |
| 事業内容 | 動画コンテンツの企画・制作、撮影・編集・バーチャルプロダクション・3DCG、印刷物の企画・制作・グラフィックデザイン |
| 電話番号 | 公式HPに記載なし |
| URL | https://odd-pictures.asia/ |